最先端技術で“メンテナンスフリー”をめざす!

宇宙工学から生まれたセラミック溶射
日本コーティング工業は、40有余年にわたり、
このセラミック溶射技術を育ててまいりました。
高度化する機械設備の機能向上、
フリーメンテナンス化のために、
ぜひ実績のある当社の技術をお役立てください

セラミック溶射について
●基礎技術 ●溶射技術 ●研磨技術 ●応用技術

■耐熱・断熱コーティング
■耐食・耐薬品コーティング
■耐摩耗・潤滑コーティング
■電気絶縁コーティング
■電気磁気シールドコーティング
■非粘着コーティング
■クリアランス制御コーティング
 
納入までの流れ




加工技術
日本コーティング工業の代表的溶射法

  プラズマ・パウダー・スプレイローカイド・ロッド・スプレイサ ーモ・スプレイ
熱源プラズマ・ジェット 10000℃以上ガス燃焼炎 3000℃
作動ガスAr, He, H2, N2O2-C2H2
溶射材料粉末焼結棒粉末
ほとんど全てのセラミック、
サーメット及び金属、
SiAl合金-ポリエステル
Al2O3、ZrO2、
Cr2O3、ZrO2-SiO2
被削性(Abradable)材料
Al合金-グラファイト、自溶合金
その他



1.プラズマ・パウダー・スプレイ(Plasma Powder Spraying)

図1 プラズマ・パウダー・スプレイ

図2 プラズマジェットにおける温度分布

プラズマ・パウダースプレイは、N2、H2、不活性ガス等を電離させて生じる高温・高速のプラズマジェッ トに、コートしたい材料の粉末を送り込み、ジェット中で溶融・加速して母材に衝突 させ、被膜を作る方法です。プラズマジェットは図2に示すように極めて高温であり 、セラミックス系材料のような高融点物質の溶射に適しています。
セラミック溶射粒子がプラズマジェット中に滞留する時間は0.3〜0.6秒ぐらいと考え られます。この僅かな時間で粒子は溶融し、大体100〜300m/secの速度に加速されて 母材に衝突します。そして、扁平に変形して急速に固化し、それらの粒子が次から次 へと積層され、被膜が形成されます。


2.ローカイド・ロッド・スプレイ(Rokide Rod Spraying)



ローカイド・ロッド・スプレイは、セラミックの焼結棒を約3000℃の酸素-アセチレ ン炎中で溶融し、その溶滴をエア・ジェット流で加速し、噴射する方法です。
当社はこの技術にいち早く着目し、1950年代に既に技術導入を完了、メカニカルシー ル、スリーブ、シャフト等に次々と実用化して、プラントのメンテナンスフリー化に 貢献してきました。
またこの技術は、当時研究開発中であった日本の国産ロケット(ペンシル型、カッパ 型、ラムダ型、ミュー型等)の噴射ノズルに応用され、その優秀性、信頼性を高めま した。
現在この技術は 、大型タンカーのスタンチューブライナー、舶用ディーゼルエンジンのピストン、MH D発電用ペグピース、メカニカルシール、プランジャー等広い分野で利用されていま す。
この手法では、完全に溶融されたセラミック粒子のみが噴射されるので 、粒子間結合力の高い被膜が得られます。


図4 ローカイド・ロッド・スプレイの溶融噴射プロセス
セラミックロッドの先端から加熱されて溶融状となったセラミック点滴が、清浄なAi r Jetによって粉砕・加速され噴射されます。(1)〜(3)

3.サーモ・スプレイ(Thermo Spraying)


溶射材料粉末を酸素−アセチレン炎中に送り込み、燃焼炎の流れに乗せて加熱しつつ溶射します。

特徴
・被削性のある皮膜が得られるため、クリアランス制御用コーティングに用いられます。
・自溶性合金にも利用されます。


資料提供: 日本コーティング工業株式会社




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